アニメ「BRIGADOON まりんとメラン」公式サイト

『BRIGADOON まりんとメラン Blu-ray BOX 特装限定版』PVインタビュー

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ロロ役 新谷真弓

女優・声優。代表作:フリクリ(ハルハラハル子役)、キルラキル(蛇崩乃音役)、シャキーン!(ノロイちゃん役)等

まず始めに「まりんとメラン」の作品へのオファーを受けた経緯を教えてください。
アニメはキャスティングの場合、オーディションということが大半なのですが、『まりんとメラン』の場合はいきなり事務所に、「『まりんとメラン』という作品のお話がきてます」いうことだけで、その時点ではそもそもアニメだということすら分からなかったんですよ!舞台でのお仕事もしているので、どんな作品か気になっていたら、徐々にキャラ表とか設定が来て、「あ、これはどうもアニメらしいぞ」って(笑)監督も音響監督も初対面の方ばっかりだったので、始めはオファーが来たのが不思議でした。
新谷さんが演じたロロといえば、「ろろ~ん」といったセリフが印象的ですが、元々決まっていた物だったんでしょうか?
台本は事前にもらっていましたけど、一話ではあまり台本に「ろろ~ん」とか書いてなくて、本当に数箇所だけだったんです。でも、アフレコ現場で動いているところに全部「ろろ~ん」って言ってくださいといった指示があって、毎回こんな感じに自分で泣き声的に入れるのかなーってその時は思いました。この猫か何か分からない生き物は、人語を解すのかなどうなのかみたいなことも思ったりしつつ・・・
じゃあ、元々は「ろろ~ん」もあまりなかったんですね。
そうそう!あの「ろろ~ん」っていう節回しみたいなのも、アドリブみたいな感じで確か書いてあったんじゃないかなと思うんですよね。恐らく監督から「ろろ~ん」って伸ばす感じで、なんかのんきな無責任そうな風にという指示があった気がします。
色々なバリエーションがあったんですけど、予告もわりと監督が指示を下さっていることが多くて
そうそう。次の話数が気になるように、テンション高くって言うのと、講談師のように、ちょっと昔のそういう昭和っぽい感じでやってほしいみたいなことはおっしゃっていましたね。 あとは自分でも聞いて足したりとか、尺の関係で「ろろ~ん」が入ったり入らなかったりなんかも多分あったんじゃないかなと思うんですけど。
予告は監督の台詞回しもさることながら、新谷さんの言い回しもすばらしいですよね。
いやいやいや、なんかもうね、言えてないなんていうときもありますけどね(笑)テンションで押し切っている感じはあります。今年のサンライズフェスティバルの時は、21話上映後のサプライズで、エンディングを流したんですけど、そのエンディングに至るまでの話数の予告だけを全部つなげて流したんですよ。会場で予告だけ聞くと、本当に自分でもちょっとどういうつもりでやっていたんだろうと謎なところはありますよね。その時にしか出来ないテンションだったんだろうなと思います。
でも、結構テンション高い感じに出来たので、そういう意味では予告で割りとロロのキャラを保つというか自分の中で何となく基準にするところはあったかもしれませんね。
ロロを演じられてて思い入れのあるエピソードとかはありますか?
そうですね~15話ですかね。ブリガドーンとサヴマトンカラーを繋ぐ猫電話が好きで(笑)。最後にロロが爆発に巻き込まれるあたりとか、どう見ても生きているとは思えない規模の爆発だったので、これ来週どうなるんだろうって思いました。いざ次の話数になったら、ロロがミイラに(笑)しかも、実は中枢議会の猫ちゃんたちは、被り物着ているんだったんだって言う衝撃、あそこですよ。初めてですよね?クローゼットに抜け殻みたいにかかっていて。
後から見返すとですけど、あそこでロロが実は一人で孤独に戦っていたって言うのが何となく分かり、過去のこととかがあってあまり誰も信用できていないって言うこととかも分かってきて、いい加減そうに見えていたけど、周りを巻き込まないために、あんなフリをしていた哀愁のある奴なんだなと。なんか自分でも聞くといい芝居していたかもとか思ったりして(笑)ミイラになってかわいそうな感じとか、みんながお見舞いに来てくれても素直になれないみたいな感じもあって、あの辺はちょっとロロの今までにない面が出てきたような感じもあってお気に入りですね。
Blu-ray BOXの発売の知らせを受けてどのように思いましたか?
いや、でも、本当にBlu-ray BOXにならないと思っていたので(笑)SNSやお手紙で熱心なファンの方がたくさんいらっしゃることは知っていたのですが、BDAの投票(※注)で2回とも1位じゃなかったので、多分ダメなんじゃないかなーと正直、思っていましたね。だからもう驚きましたね。でも、勿論あーうれしいっていう。
サンライズフェスティバルの流れをご説明いただいたときに、Blu-ray BOX化発表のメールを見てすごく熱い物を感じたというか、感極まりましたね。
※注:ブルーレイ・ディスク・アソシエーション(BDA)からの委託を受けて、ブルーレイディスクマイスタークイズ事務局が運営するブルーレイディスクマイスターサイト(http://meister.blu-raydisc.com/jp/)にて行われた「あなたの力でBD化プロジェクト」の投票のこと。サイトはブルーレイディスクの知名度アップと知識向上を目指して、2008年9月よりスタート。認定証、タイトル表彰などBD普及に関する様々な取り組みを行っている。
尚、『BRIGADOON まりんとメラン』は2012年11月1日〜11月26日の第4回目の投票で総合第2位を獲得した。
意外と女性ファンが多いですよね。
そうですね。でも、やっぱりバトルものであったり色々な要素がありますけど、「恋愛もの」って捕らえている人が多いんじゃないかな。バトルなど色々な要素がありますけど。
そこに女性のファンがたくさん付いているのかなって言う気がしますよね。
新谷さん的にオーディオコメンタリ-で聞きたいなというところはありますか
話的に好きって言うのとはちょっと違いますけど、コメンタリーしがいがありそうだなって回はお風呂の9話と萌ちゃんがおっきくなっちゃう21話だとか、あとは先ほどの15話とか。ちょっとコメディ要素というか極端な要素がある回をやったら面白そうだなというのがありますよね。逆にシリアスな回とか戦闘が激しい回は見入っちゃうかな(笑)
いよいよBlu-ray BOXが発売することとなりますが、15年もファンが愛し続ける『まりんとメラン』の魅力は何だと思いますか?
『まりんとメラン』という作品の根底にあるのは「愛情」だと思います。愛情の裏側には憎しみとか恨みとか、愛情と対になっている感情もありつつ、だれでも体験するような思いとか生きててぶつかる壁みたいなものも作品中で描かれていて。途中でまりんはすごく悲惨な目にあったりとかもするんだけど、結局誰かの愛情に助けられる所が印象的で、見ていて辛いこともあるけど、でも、やっぱり見ちゃう!って言うこの感じに、ある種の魅力を感じますね。
特にラストは人それぞれ解釈の違いはあると思うんですけど、こんなに惹かれあっている二人なのに・・・っていう、そういうラストを知っちゃうと余計に忘れられない記憶に残る作品になるんじゃないかなと思います。
今回15年ぶりにCMでロロを演じる意気込みをお聞かせください。
最初、本当は迷ったんですよね。ファンの皆様をがっかりさせてはいけないなと。皆さんの思い入れも強いので。確かに不安な気持ちもありますけど、でも、やっぱり演じられて嬉しいです。Blu-ray BOX発売の期待を膨らませられるものになればいいなと、頑張ろうと思います(笑)
最後にBlu-ray BOXを楽しみにしているファンの皆様へ一言お願い致します。
お待たせしました。遂に出ます!あとはまだまだ皆さんのご希望だとか、布教活動でさらにお楽しみがあるかもしれないので、発売まで気を抜かず、一緒に応援し続けてください。お願い致します!

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